「承」を見て。

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太宰府天満宮 宝物殿で開催されている、伊勢神宮式年遷宮奉祝 井上雄彦『承』特別公開へ。

本展示会の表題でもある『承』。
井上雄彦が伝えたかった「承」とは一体何なのか。

日本と切り離すことの出来ない神道について改めて考え、自然や歴史、先人から「承ったもの」、あるいは脈々と続く文化・技術・伝統の「伝承」「継承」といった日本人の根底にある「承の心」を深く見つめ掘り下げていった、奉納墨絵『承』。

「承」の漢字の成り立ちは「身をかがめる人」の象形と「両手」の象形と「手」の象形から、人を両手で持ち上げている。字自体が「受け取る」・「うける」・「受けつぐ」を意味を表している。

井上雄彦さんが書いた『承』の書。

まるで魂が踊る様に、スッと姿勢を正し、軸に沿って立っている様に、火に手をかざしている様に、母が子を支える様に見える。
かつて皆が共通して持っていたであろう、原始の記憶が呼び起こされる気がした。

「承の心」、それは受け取る側にも受け取る為の素質がいるのだ。

井上雄彦さんはこう記していた。「教養が失われている、承れていない」
また、福沢諭吉の心訓の一節に「世の中で一番みじめなことは、人間として教養がないことです。」とある。

知らないことは恥ではないし、学びに年齢は関係ないのだけれど、学びを辞めてしまうことは大いに問題なのだ。
承り、また伝えていかなければならない、今の時代に生きている人間の姿勢が問われている。

 

感化されて「承」を書いたのだけど、我ながらなかなかいいな。

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展示場内は撮影可能だったのだけど、それがなんとも井上雄彦さんらしくて思わずニヤリとした。

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